「ニューヨーク1997」「遊星からの物体X」「ハロウィン」シリーズなどカルト的な人気を誇る衰え知らずの映画監督、John Carpenter。プロデューサーなど映画人としての活動に加え、ミュージシャンでもあるCarpenterが、2月3日に“Sacred Bones Records”からリリースするソロアルバム『Lost Themes』の全曲試聴(9曲)をNPRで開始しています!

御年67歳(1月16日に誕生日を迎えたばかり)のCarpenter御大(音楽活動に加え、短編映画やテレビシリーズの監督も継続中、実にお元気です)。もともと、「ハロウィン」や「ゴースト・ハンターズ」など自作のサントラを手がけており、『Lost Themes』も実に映画的なサウンド。米音楽グループ、Cold Caveとしても活動するノイズミュージシャンのPrurientことIan Dominick Fernoをはじめ、Umberto、Zombi、Com Truiseらとコラボレーションしており、「そんなところまで……」と思ってしまうようなタッグに、あふれんばかりのバイタリティを感じます。

最後に、おじいちゃん映画人たちの音楽活動をほかにも少し。バリバリメタル街道を突き進むChristopher Lee(92歳)、アングラ異世界まっしぐらのDavid Lynch(69歳)、劇中音楽を上回るオシャレサウンドのJim Jarmusch(62歳)……全員マルチ。
Christopher Lee先生が昨年末にリリースしたメタルクリスマスソング「Darkest Carols, Faithful Sing」

スウェーデンのシンガーソングライター、Lykke Liとコラボした「I’m Waiting Here」(2013年リリースの『The Big Dream Super Deluxe』に収録)。“道”に焦点を当てた映像が、David Lynchらしいですね。

Jim Jarmuschがオランダのリュート奏者、Jozef Van Wissemとのユニットで発表した「The Sun of the Natural World is Pure Fire」(2012年にリリースした、ユニット名義2枚目のアルバム『The Mystery of Heaven』)

Christopher Leeは「ホビット」シリーズなどスクリーンでも姿を見せてくれますが、David Lynchにいたっては版画や廃墟写真集などクリエイティブの領域が無限に広がっていっている様子。ついつい「映画も撮ってよ!」と言いたくなってしまいますが、2016年に復活するドラマ「ツイン・ピークス」をきっかけに、映像に再び戻ってくれたらいいなと期待しています。

<『Lost Themes』トラックリスト>
1. Vortex
2. Obsidian
3. Fallen
4. Domain
5. Mystery
6. Abyss
7. Wraith
8. Purgatory
9. Night