DIIV 7/28(SUN)@RED MARQUEE

ヘッドライナー勢はもちろんですが、毎年チェックしておきたいのがニューカマー。例えばサマソニでは、今年最重要の新人とも言われるJake BuggやNMEが大プッシュするPalma VioletsやPeaceなどが名を連ねていますが、フジで真っ先に取り上げたいニューカマーはDIIV! アメリカはNY出身の4ピースバンドである彼らは、同じくNYのインディー・バンド、Beach Fossilsのサポート・メンバーだったZachary Cole Smithのソロ・プロジェクトとして始まり、’11年から活動開始しています。ドラムはSmith Westernsの元メンバーであるColby Hewitt。

2枚のシングルをリリース後、昨年6月にCaptured Tracksより初のスタジオ・アルバム『Oshin』を発表しました。個人的にはこのアルバム、’12年に聴いておかなければいけなかった作品だったなあと、昨年暮れに思わず後悔してしまったほど。というのも、一般的にドリームポップ、ネオシューゲイズと形容されている彼らですが、そのサウンドには明らかに90年代オルタナ・ロックからの影響を感じに思わず耳を奪われてしまったのです。ここ数年のインディー・ロック界隈で隆盛目覚ましかったドリームポップやネオシューゲイズには、そろそろ退屈している人も多かったのではないかと思います。そんな中に現れた新しい波。しかし、例えばYuckやCloud Nothingのような、2010年代に真っ向からオルタナ・グランジ旋風を巻き起こしたものもいれば、どちらかと言うとそれを彼らなりの解釈の上で再構築して見せている点が、新しいのではないでしょうか。

とは言いつつも、ダラっとした部屋着、もしくはストリート感の強い服装は、VoのZackのルックスも相まって、NirvanaのKurt Cobainを彷彿とさせます。その佇まいだけでも見るものを釘付けにしてしまう、強烈な魅力があるのも確かです。フジロックが初の来日となるDIIV。ライナップ発表時には一部リスナーの間では歓喜の声があがった程、日本でもじわじわとその知名度を増してきています。ぜひこの機会に、彼らが本物かどうか、その目で確かめてみてはいかがでしょうか? 一見の価値ありのニューカマー、WITCが大プッシュします!

Text by:フクダショウコ


Oshin / Diiv / CD ( Music )

Captured Tracks Rec.( 2012-06-26 )

定価: ( 中古価格 ¥ 859 より )