FUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONICなど夏フェスの開催が近づき、出演者発表もいよいよ大詰め! DIIV、Daughter、Peace、Palma Violetsや、本日発表となったThe 1975など海外でも話題のアーティストが出演を決めています。今月頭に行われたTAICOCLUBでは、XXYYXXも来日していました。そんななか、今回は来年のフェス出演への期待を込め、Youtubeめぐりの最中に発見した最高に気になる英国男子、George Barnettをご紹介したいと思います!

シンガーソングライターでマルチ・ミュージシャンとしても活躍中のGeorge Barnettは、1993年12月11日、英ウォリックシャー・ラグビー生まれの19歳。3歳から作曲を行っていたそうで(若すぎ。正直、自分は3歳当時の記憶はありません)、現在はドラムを筆頭にピアノ、ギター、べースといったバンドサウンドには欠かせない楽器をはじめ、トランペット、ハーモニカまでも操る多才な人物です。さらに、曲づくりはもちろん、レコーディングからプロデュースまですべて自分で行い、文字通りマルチに才能を発揮中。自己紹介替わりの映像も、卓越したドラムのテクニックはもちろん、お遊びを交えたシンプルな作りは秀逸です(そして小顔)。

操れる楽器が多いからこそ、気になるのはその腕前ですが、心配ご無用! ドラムに関しては、2008年にイギリスの“National title Young Drummer Of The Year”に輝いた実力の持ち主でもあります。(こちらの映像は2009年時のもの。Arctic Monkeys、The Beatlesといったバンド少年らしい選曲から、ラテン・ソング、クラシックなど幅の広さがうかがえます)

その後、ドラム一本でやっていくつもりだったそうですが、10年に初のパッケージリリースを行ったあたりから考え方が変わったようです。当時16歳という若さでリリースした1stEP『Sierra Planes』(10年9月リース)は、8曲が収録されているのですが、一曲のなかでストーリー立てた展開を見せるインスト曲「L’automne Et Le Bon」からばりばりのUKロックが響く「College Kids」など曲の幅広さから、才能がほとばしっています。爆発。ちなみに、MVも自らプロデュースしているようで、ほとんどが自分か友人がパフォーマンスしている映像を収録しているそう。これまた、センスがいい……。しかも、自宅にスタジオがあるというから驚き。一体、何者……?


ライヴの際には、“George Barnett and The Ninth Wave”としてステージに上がっており、昨年3月にフル・アルバム『17 Days』、12月にEP『Where The Devil Sleeps』をリリース。BBCで取り上げられるなど、注目を集めています。そんな実力派のGeorge Barnett、ここ最近、一気に話題となったのが、先日公開したDaft Punkのスマッシュヒット・シングル「Get Lucky」のカヴァーでした。公開からわずか6日間で、視聴回数48万2763ビューを突破。現在では、本家Pharrell Williamsバージョンを上回る回数を記録しています……! こちらが話題のカヴァー。Pharrellもびっくりのセクシーなヴォーカルに、卓越したドラム。パーカッションからマシーンまですべてひとりで演奏し、原曲の良さを損なわないアレンジを加えているからこれまた驚きです。かなりの数のカヴァーが発表されていますが、これがベスト・カヴァーではないかと。

4月には、Kendrick Lamar「Swimming Pools (Drank)」のカヴァーも公開しているのですが、こちらもまた良い……。

19歳で才能を開花させたGeorge Barnett。これから先、目の前に広がっている可能性は、おそらく無限大にあるかと思います。今の感性をいかし、さらなるステップに到達する日が楽しみです。個人的には、10代特有の鋭さがどんな深みを増すのかがとても気になります。近い未来、日本のステージでもその姿を見せてくれることを期待しましょう!

Text by:Mio Yamada


George Barnett オフィシャル・サイト