Taigen Kawabe(from BO NINGEN)



英ロンドンを拠点に活動する、BO NINGEN。轟音ノイズと高音ヴォーカルが生み出す高揚感のなか、多くの人々を取り込んでしまうサウンドは、強引なまでの引力と中毒性がやばい! 2011年に続き、12年も日本国内でのツアーやヨーロッパでのフェス参加を重ね、10月には新作『Line The Wall』のリリース。留まることのないバイタリティで、国境を越えた精力的な活動を行っています。今回、ベスト・アルバムに協力してくださったのは、フロントマンのTaigen Kawabe氏。黒髪の奥に沈着さと激情をひそめた、TAIGEN氏を魅了したサウンドとは?


【Taigen Kawabe’s Best Album】

1. きゃりーぱみゅぱみゅ 『ぱみゅぱみゅレボリューション』 (2012/5/23)
とりあえず、「つけまつける」「PONPONPON」などのシングル・カットされている曲を含めて(自宅ミックス作業中に聴いた自分たちのアルバムを除けば)、今年1番聴いたであろうアルバム。ロンドンで、普通のバンド転換のDJしてる時でも、違和感なく流せる(繋げる)アイドル・ソングはこのアルバムだけでした。そして大抵、UKのバンドマンたちから「この曲何!?」と聴かれた作品でもあります。


2. Wiley 『Evolve Or Be Extinct』(2012/1/21)
「GrimeってUKの団地に屯する不良のカルチャーでしょ? 怖い」という人にこそ聴いてほしいアルバム。とりあえず早口ラップとEski beatが絡むこのグルーヴだけでも聴く価値アリ。攻撃的かつ心地よくて聴きやすくもある、なんともバランスのとれたアルバム。英語の意味が分からなくても大丈夫。僕も分からないとこいっぱいあります。


3. でんぱ組.inc 『1stワンマン LIVE CD ~でんぱLIFEはおわらんよっ!~』(2012/1/23)
ライブ・アルバムの概念をぶっ壊す1枚。オタの声のほうが本人たちの声より大きいんじゃないかというミックス・バランス。ひしひしと伝わる熱量とグルーヴ、いろいろな意味で海外の方に驚かれます。「Future Diver」のイントロの「ダーイブ!!!!」という掛け声は、このランキングの中でもbest moment。やっぱりアイドルソングは現場(ライブ)で完成するんですね。


4. BABYMETAL×キバオブアキバ 『BABYMETAL×キバオブアキバ』(2012/3/7)

「いいね!」はアイドル・ソング1曲に、いくつ違うジャンルをぶち込めるかという実験性とともに聴きやすさも兼ね備えた怪曲。インド人もビックリ。(実際にインド人に聴かせました)

5. 下山 『かつて うた といわれたそれ』(2012/3/7)

いつの時代もライブ・バンドは、CD/レコードを作る時、ライブをどのようにパッケージするかが問われるけど、ライブでしかできないことと同じぐらいの熱量で、CDのプロダクションでしかできないことをブチ込んだ傑作。

6. Goth-Trad 『NEW EPOCH』(2012/1/11)

2012年に購入した1枚目のCD。クラブ映えもベッドルーム映えもする、他のダブステップで括られているアーティストにはない唯一無地の個性。

7. いずこねこ 『最後の猫工場』(TOWER RECORDS限定:2012/9/5)

アイドル・ソングに現代音楽の要素がこんな風にぶち込めるとは思えなかった! 周りの友人に「来年は『いずこねこ』が来る!」と風評してます。にゃんにゃん。

8. Mala 『Mala in cuba』(2012/9/8)

打ち込みダーク・アンビエント色が強いdub stepを作るMalaが、キューバの現地ミュージシャンの演奏をフューチャーした作品ということで、どのような音になるか予想がつかなかったのですが、ものすごいバランス感覚で、Malaのアルバムとして着地してました。

9. El-P 『Cancer for Cure』(2012/5/22)

相変わらずのアナログ感でかっこいいっす。

10. Andy Stott 『Luxury Problems』(2012/11/17)

ベースとビートの質感が独特で好きです。



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