現在、The Black Keysとのツアー真っ最中のArctic Monkeys。4thアルバム『Suck It And See』をリリースしてから約1年、5枚目となる待望の新作の一端が明らかにされました。今のバンドの気分だという“速い曲”が多く収録される可能性があるようです。

ベーシストのNick O’Malleyは、情報サイトSpinnerのインタビューで「今の段階で言及するのはまだ早い」と強調しながら、次回作の方向性を語っています。「まだ曲ができていないし、どんなアルバムにあるか説明するのは難しいよ。でも、今の僕たちは速い曲を楽しんでやっているから、次のアルバムもそんな雰囲気になるかもしれないね」。

■「R U Mine?」

ドラムのMatt Heldersも、最新シングル「R U Mine?」「Electricity」が次回作に入ることはないとしながら、これらの楽曲が今後のバンドの方向性になりうることを付け加えています。「『R U Mine?』と『Electricity』はシングルとしてつくった曲だけど、バンドが最近やっていることが形になったものだから、今後つくっていく曲もそいう感じになることはあるかもしれないね」。

■「Electricity」

また、Arctic Monkeysと言えば、先日開催されたRecord Store Dayで『R U Mine?』のアナログ盤をリリースしたばかり。こちらは通常版と違い、紫色のレコードというスペシャル仕様。限定バージョンと聞くとついついほしくなってしまうものですが、Mattはこうしたファン心理についても、「Record Store Dayは、もっといい音楽の聴き方があることをいろんな人に気付いてもらえる機会だと思う。それっていいことだと思うし。バンドが何か特別な形で参加することで、(ファンが)買うための動機になればって思うよ」と語っています。

今回の『R U Mine?』にもそんな意図があったようです。なぜ紫色にしたのかわからないと話していましたが、追求されると「僕たち、Barneyが大好きだからね」とポロリ。ちなみに、Barney the Dinosaurは紫のティラノサウルス“Barney”が主人公の子ども番組。冗談であるかは定かではありませんが、「音楽の聴き方を考えてほしい」というRecrd Store Dayに、教育番組からインスピレーションを受けたものをリリースするなんて、なんともArctic Monkeysらしいなあと思ってしまいます。


Text by:Mio Yamada

Arctic Monkeysオフィシャル・サイト