Blaine Harrison、William Rees、Kai Fish、Kapil Trevediの4人からなる英国ロンドン出身のMystery Jets。デビュー当初は、Blaine&Henry Harrison親子が在籍するバンドということで、かなり衝撃を受けたことを覚えています(現在、パパHarrisonはバンドのマネージメントに専念中)。キャッチーさが前面に出たソフトなサイケデリック・ロック・サウンドと、独特の甘美に構築される空間が非常に心地よい中毒性をはらんでいます。一筋縄でいかないサウンドは、パパの影響? 

2010年にリリースした3rdアルバム『Serotonin』を引っさげ、昨年1月に行った来日公演での熱狂も記憶に新しいMystery Jets、4月25日に1年半ぶりとなる4thアルバム『Radlands』をリリースすることが決定しました! しかも、“日本先行”リリースというから、これはもうファンにはたまらないプレゼントです。

ロンドンでレコーディングを行った前3作品とは打って変わり、本作は『Serotonin』のツアー後から、バンド史上初となるアメリカ・テキサスのオースティンでレコーディングを敢行しました。ギターなども持ち込み、かなり意気込んでいたようです。レコーディング後はホームタウンのロンドンに戻り、Franz Ferdinand、The kills、Miles Kaneらを手がけてきた敏腕プロデューサーのDan Careyとともに作業を行いました。

本作のタイトル『Radlands』は、巨匠Terrence Malick監督のデビュー作『Badlands(地獄の逃避行)』と、Keith Richardsが住む英サセックスの“Redlands”をかけた造語だそうです。他を寄せ付けない強烈な個性と世界観を持ちあわせた、ふたりのアーティストにちなんだ本作は、原点とも言える80年代のプログレッシヴ・ロック、サイケデリック・ロックを根底に、カントリー色も含ませた作品になっている模様。Malick監督が映し出す、一線を越えてしまったような美しすぎる空気が構築されているのでしょうか? これは期待が高まります!

オースティンでのレコーディングの様子も公開されました。しっかりとした音源を聴くことはできませんが、新曲(?)やバンドの和んだ表情を見ることができます。

あたたかい日差しのなか、かなりリラックスしてレコーディングを行っていた模様。横に並んで歩いてる姿は『Stand by Me』みたいですね。笑 そういえば、アメリカ・カリフォルニアのロサンゼルスでレコーディングされたArctic Monkeysの『Suck It and See』も、初めて聴いたときには「なんてのびのびとしているんだろう、すごく幸せそう…!」と感じたのを思い出しました。アメリカの空気には、心を開放する作用もあるんでしょうか? 映像から伝わってくる自然体なMystery Jets。そんな体験から生まれた音楽なんて、楽しみじゃないわけがない!

Mystery Jets日本公式サイト

Text by:Mio Yamada