ちょうど1年前の2/2。あまりに突然すぎるThe White Stripesの解散発表に、ファンをはじめ音楽業界に衝撃が走りました。「これまで築いてきた自分たちの音楽を最高の形で残したい」――実に彼ららしい理由による解散ですが、この唐突な発表を受け入れられない人も多かったはず。しかし同時に、The Raconteurs、The Dead Weather、そしてソロでも幅広く活動するJack Whiteの動向に、期待が高まったことも事実です。

そしてついに、明かされたJackの今後。“Jack White”らしさを前面に押し出した、ソロとして本格的に始動する模様です! 初のソロ・アルバム『BLUNDERBUSS』を4/25にリリースすることを発表し、さらに本作に収録される新曲「LOVE INTERRUPTION」をオフィシャル・サイトで公開しました!

「LOVE INTERRUPTION」は、これまで以上にブルース色が強くなっています。ゴリゴリとしたギターでもなければ、シャウトするようなボーカルでもない。しかし、非常に奥行きがあり、美しく素朴な情景が浮かびます。乾いた風が吹き、真っ直ぐに伸びた道を歩く。ロードムービーのような独特な楽曲です。これと言って劇的なドラマはないのですが、今まで以上に“個”としてのJack Whiteに触れることができます。素晴らしい……涙

シングルでこのサウンドとなると、必然的にアルバムへの期待も高まります。15年のキャリアで初となるソロ・アルバムに着手したJackですが、今作は「長い間自分の名前でアルバムをつくり、リリースすることから逃れてきたけど、やっとそのときがきたんだ。今回の作品に収録する曲は、これまでのどのバンドやユニットとも違う、すべての面において混じりけのない“100% Jack White”であり、自分の名前でのみ表現できるものばかりなんだ」とのこと。

『BLUNDERBUSS』なんていうアルバム・タイトルにも、その思いが表れているのでしょうか。そもそも“ブランダーバス”とは、17~8世紀ころに使用されていた銃のひとつ。短くて太い銃身。ラッパのように銃口。古典的でずしりとしたルックスを持っています。初期の散弾銃をタイトルに据えるあたり、「使うモノではなく、自分自身のテクニックや力といった才能」で勝負をしかけてくる気がしてなりません。

ちなみに、マルチな才能を多方面でいかんなく発揮しているJack。昨年はU2のThe Edge、Led ZeppelinのJimmy Pageとともに出演したドキュメンタリー映画「ゲット・ラウド」がFUJIROCKで最速上映され、話題を呼びました。今回も相変わらずの突然すぎる行動。私たちは進んで振り回されに行ってしまうのですが。。。笑 世紀のギタリストとして自らの音楽のルーツに迫った「ゲット・ラウド ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト×ライフ×ギター」も必見です。

Jack Whiteオフィシャル・サイト 
「ゲット・ラウド ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト×ライフ×ギター」オフィシャル・サイト 

Text by:Mio Yamada