ここ最近、バタバタとしており、新しい音楽を探せておりませんでした。でもついに見つけましたよ! ということで今回は、先日出会った若き才能youngteamをご紹介したいと思います。

youngteamことWill Johnsonは、若干20歳にしてギタリスト、プロデューサー、コンポーザーとして活躍中。現在は、ニューヨークの学校でコンテンポラリージャズを学んでいるようです。

Flying Lotusらとも活動を行うLAのビートメイカーSamiyam、ブレイクビーツを自在に操るブライト出身のBonobo、(大雑把な括りですが)北アイルランドのポスト・ダブステップBoxcutter、MachinedrumことTravis Stewartからの影響を受けているとのこと。なるほど、スモーキーで大人びたサウンド、知的なビートには納得です。さらに、根底にある既成概念にとらわれない自由さと、そこから生まれる緊張感。この相反するふたつの状況を行き来するなかで感じるギリギリの心地良さ、これがかなりの中毒性を持っています。現代アートをそのまま音にしてしまったような、なんとも言えない感覚。率直にツボでした。

3880 clay street (will+constantine) by youngteam

約1年前くらいにアップされた、おそらく10代のころにつくられた「3880 clay street」は、理性的な狂気を感じるというか、異様な緊張感が漂います。その危ういバランスを保ったまま最後まで突き進み、リスナーを解放することなく、抑圧された空間のなかに置き去りにする。この1曲でyougteamの完結した美意識が垣間見えた気がしました。

Wisps (feat. Mourning Sickness) by youngteam

Elijah Colburnによるhip hopプロジェクトMourning Sickness(こちらも20歳…!!)との共作「Wisps」は、アンビエントで幻想的な浮遊感と、気持ちを慰撫してくれる柔らかさが魅力。

blend no. 27 by youngteam

同じ場面を何度も見せられているのか、実は毎場面少しずつ違っているのか。永遠に回り続けるような気を起こさせるくせに、これもまた突き放すように突然終わりがやってきます。

あまりにも隙がなく、完全なサウンド。実際のプレイではどのように再現されるのでしょうか? ライヴの緊張感やちょっとしたズレが生じたとしても、その歪みさえも表現の一部として組みこんでしまうような、生きたサウンドを展開していると良いのだけれど。いつか、この目と耳で確認したいと思います。

youngteam soundcloud

Text By:Mio Yamada