シニカルな視点で切り取るリリックと、ギリッとしたギターが成すサウンドが最高にクールなArctic Monkeys。フロントマンのAlex Turnerも、ここ最近めっきりオシャレめいてカッコよくなっていましたが、先日表紙を飾ったNMEでは劇的な変化を遂げていました。突如のリーゼント……一体どうしたAlex。ドラムのMatt Heldersもぐっとくる感じに変貌を遂げています。ざわざわ……。

そんなMatt。今回、ブルース・パンク・デュオWet Nunsの「Heaven Below」のリミックスを手掛けました! イギリス中部に位置する工業都市シェフィールド出身のWet Nunsといえば、男気あふれるヘヴィーなブルースに味のあるヴォーカルの苦み走ったサウンドが特徴。「Heaven Below」も、Black Rebel Motorcycle Clubからサイケ色を抜き、荒さを加えたようなカラーが目立ちます。しかし、今回のリミックスはクラブ・ミュージック好きなMattらしく、エレクトロという大枠のなかで大幅にシフトチャンジ。ヴォーカルをいかしながら、まったく別物に仕上げています。

なお、Wet Nunsのオフィシャル・サイトでは、本日からオリジナルバージョンとMattリミックスの配信がスタート。SoundCloudでも視聴できるので要チェックです! 「Don’t Sit Down ‘Cause I’ve Moved Your Chair」「The Hellcat Spangled Shalalala」に続き、3rdアルバム『Suck It And See』から配信される同シングルは、11月2日から配信中です。

さらに、MattはArctic Monkeysの最新シングルのPVにも出演! みなさん、すでにチェック済みでしょうか? タイトル・ナンバーの「Suck It And See」、「Evil Twin」の2曲ともに、ハードボイルドな演技を見せています。「Suck It And See」のPVは、Matt主演の短編ロードムービー仕立て。砂埃立ちこめる荒野、沈む夕日とバイク、そして美しい女の子……Mattのニヒルな表情が光ります。

一方の「Evil Twin」は、「Suck It And See」の続編。デビュー当時のArctic Monkeysがみせた魔法を思わせる初期衝動全開で、Alexのヴォーカルからギター、ベース、ドラムがうねりヘヴィーなサウンドで疾走します。

wet-nuns「Heaven Below」の視聴はこちら
Arctic Monkeys最新シングル『Suck It And See』配信

Text by:Mio Yamada