以前Washed Outの記事でも触れましたが、今年大ブームとなったチルウェイヴ/グローファイ。同シーンとシンクロする形で現れたのが、本日取り上げる弱冠22歳のWill Wiesenfeldによるソロ・プロジェクトBathsです。

6/15にBaths名義(以前にはPost-Foetusというユニットで、またサイド・プロジェクトでGeoticという名でも活動)では1stアルバムとなる『Cerulean』をTugboat Recordsからリリース。様々な種類の音が重なるサイケデリックな打ち込みのトラックと、ハイトーンでファルセットを多用したヴォーカルはチルウェイヴ/グローファイに通じる部分があるので、Washed OutやToro Y Moiに魅せられた人にはピンとくるサウンドではないでしょうか? それにプラスして、少しオリエンタルな雰囲気が見え隠れするところもあり、Gold Panda好きにもお勧めしたいです。

しかし、さすがに本国アメリカではAnticon Recordsが送り出した気鋭の才能。リラックスしたムードを漂わせつつも、ビートを意識したヒップホップ的なアプローチがとても心地良く、ジャンルをクロスオーバーしていく。7月に行なわれた“Pitchfork Festival 2011”にも出演したBathsですが、想像以上にヒップホップ色が強い雰囲気! たくさんのオーディエンスがハンズアップしているのも印象的です!

幼少時にピアノを習ったところから音楽的なキャリアがスタートし、キーボード、ヴィオラ、コントラバス、ギターと様々な楽器を習得、そんな彼のバックボーンも、現在のBathsのジャンルレスな音楽を形成するものとなっているのも納得です。彼の周りに溢れている音を拾って、無数に紡ぎあわせていく、そんな様子が浮かんできます。(余談ですが、なんと彼、かなりの日本カルチャーのファンらしく、宮崎駿をはじめとした日本アニメや音楽にもかなり造詣が深いとのことで、そんなところも嬉しいですよね)

そんなBathsですが、11/25(金)東京・新代田FEVERにて初来日公演が決定!! 同公演は、本来は10/11(火)に行なわれる予定でしたが、本人の急病により延期となっていたものでもあるので、ファンの喜びも一入ではないでしょうか。 さらにオープニング・アクトとして、Anticonのレーベル・マネージャーであるSodapopの出演も決定! とにかく今後の展開が見逃せないBaths、一足早くその音に生で触れるためにも、ぜひとも同公演に駆けつけたいですね!!

Baths来日公演詳細(Tugboat Records)
Bathsオフィシャル・サイト

Text by:フクダショウコ